● 第五の原則 「新陳代謝並進の原理」
第一の原則は「意欲・目標の原則」でした。「成長しよう」という意欲、「やれば
できる」という強い信念、そして成長のための明確な目標を持つこと。
第二の原則は「意味解釈の原則」でした。私たちは事実そのものではなく、
事実に関する自分の解釈、見解、ものの見方・考え方で行動するということ。
第三の原則は、「必要条件整備の原則」でした。成功するには、成功の条件を
整えなければならないということ。
第四の原則は、「気持よさの原則」でした。お客様に選び続けられるためには、
「気持よさ」「心地よさ」をお客様に感じてもらえる商品(製品やサービス)を
提供することが大切であること。
第五の原則は、「新陳代謝並進の原理」です。
企業がいつもいつまでも盛んであり、成長し続けるためには、複数の目標を
もって同時並行して進めておき、1つの柱が弱っても、現状を維持しさらに発展
していけるようなもう1本の柱を用意しておくということです。
つまり、今の柱となっている経営要素に並行して、次に成長する強い経営
要素の「種」を蒔き育てることがポイントです。
●今のお客様、今の商品、今の人材・技術・知識・資源、今の販売ルート・
取引先、今の仕組み等に並行して、次に成長する「種」を蒔いて育て始めると
いうことです。
●すべての物事は絶えず変化します。お客さまのニーズも絶えず変わる。
市場の大きさや競争者の数や力も変わる。自社内部の人も、能力も、やる気
なども変わる。その絶えざる変化に対応できるものだけが成長し生き残れる
のです。
●まず、顧客ニーズが速いスピードで変ります。お客様から昨日選ばれたモノ
が、もう今日は選ばれないということがあちらこちらで起きています。
技術の新陳代謝が加速的なスピードで起きています。それによって新しい
商品が次ぎ次ぎと生まれるからです。思わぬ異業種からの参入があります。
こうした中で、自社の次世代の収益源となる新商品開発を、自社が元気なうち
に並行して進めなければなりません。
●次に、人の新陳代謝です。
当たり前のことですが、人は毎年一つずつ年を取り、やがて、組織から去って
いきます。団塊の世代が大量退職するとあって、技術継承や人数不足の問題が
マスコミをにぎわしています。
●そして、ITの発達には眼を見張るものがあります。
ネットワークが国内ばかりでなく海外にもどんどん広がり、さまざまな国のさまざま
な変化が自社に影響を与えます。社内のコミュニケーションも大きく変りました。
既存の販売ルート、販売方法も、あっという間にその機能を失い陳腐化します。
絶えず、活動の目的・目標を見直し、機能の新陳代謝を図らなければなりません。
●一番心しなければならないのは、ものの見方・考え方の新陳代謝です。
変えてはならないもの、変える必要のあるもの、を区別しつつ、生き残りをかけた
パラダイムの転換が必要です。
●こうした万物が新陳代謝をしている変化の中を生き抜くには、自分自身も
新陳代謝を行い次の生きる源の「種」を創造し続けることが大切です。
つまり、目的に対する手段の「有効性」を絶えず検証する能力を高めることこそ、
最も戦略的だといわれるゆえんなのです。
個人も組織も「改善のPDCAサイクルをシッカリと回し続ける」ものだけが、生き
残るのです。
「経営品質向上プログラム」はそれを支援するすばらしいセルフアセスメント・ツール
です。
以上






