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モリヤンの盛んなる経営の7原則

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2006年08月28日
第二の原則 「意味解釈の原則」

□ 第二の原則 「意味解釈の原則」

成長するために必要な条件として、前回は、第一の原則「意欲・目標の原則」に
ついて解説しました。「成長しよう」という意欲、「やればできる」という強い信念、
そして成長のための明確な目標を持つことでありました。

第二の原則は、「意味解釈の原則」または「解釈転換の原則」です。
明確な目標を設定し、行動計画を立て行動するとき、私たちは自分の経験や
人から聞いた話や本で知った知識を使って考え、行動します。つまり、「○○は、
~である」「○○が起これば、~という結果が生じる」「○○という行動をすれば、
~という結果になる」という解釈に基づいて考え、行動するのです。

事実そのものではなく、事実に関する自分の解釈、見解、ものの見方・考え方で
行動するというわけです。
この「解釈」は、自分観、世界観、原因―結果観、価値観など「観」のつく言葉や、
メンタルモデル、セルフイメージ、心のフィルター、解釈構造などといわれます。
普通に使われる言葉としては、「信念」「固定観念」「思い込み」「ひとりよがり」
「誤解」、さらには「仮説」などがあります。

● 解釈から行動が生まれる
* 解釈=ものの見方、捉え方、考えかた、意味づけ
* 「行動の原因となるのは、出来事でもコミュニケーションでもない。
     個々の現象に対する個人の解釈から、ある行動が生まれる」

● うまくいかないときは、これまでの自分の「考え方」や「やり方」を変えよ
目標を立て行動をしてみると、期待通りの結果がでる場合もあれば、「うまくい
かない」場合もある。「うまくいかない」ときは、これまでの自分の「考え方」や
「やり方」を変えよ、というのが先輩の教えであるが、この教えになかなか従わない
人も結構いるようだ。

「このやり方でいいハズだ!」という固定観念にしがみついて、同じ行動を繰り返し、
同じ失敗を繰り返すのである。いわゆる「再発防止」がうまくできないのだ。

● コーチはクライアントの解釈構造を変化させる
目標達成がうまくいかない、目標達成をのスピードが上がらないという問題を
感じたとき、人はコーチングを受けて解決しようとする。コーチングの世界でも、
この「意味解釈」を変える原則を活用している。

* 人の行動は、その人物の解釈に基づいている。
* コーチの仕事は、クライアントの解釈構造を理解し、そしてクライアントと
      協力しながら、その構造を意図した結果に結びつくよう変化させることだ。
* コーチはクライアントが新しい視点を持てるような新しい言語を提供する
      ことによって、それを行う。

● 肯定的解釈と否定的解釈とどっちにしたら得するか?
同じ物事の変化を見ているのに、これはチャンスだと見る人と、これはリスクだと
見る人もいる。同じ能力や資源をもっているのに、私が「できる」と思って行動を
起こす人と、私は「できない」と思って行動しない人がいる。
あなたは、あえていうなら、どちらのタイプでしょうか?それによって人生でどんな
違いがでるのでしょうか?
自分の目的を実現する人、成功する人、幸福になる人の特徴は、「肯定的解釈」
ができる能力が高い。「今、何がうまくいっているか?」「何がすごくうまくいって
いるか?」「何をすれば、もっとうまくできるか?」こんな言葉で、自問自答して
いる人は、間違いなく積極的解釈ができている人といえる。

● 「ほんまか?なんでや?腑に落ちるか?」
神戸大学経営学部大学院の教授であった加護野先生とは、5年間ほど関西生産性
本部主催の「経営戦略コース」のコーディネータをご一緒させていただいた。
受講生は関西の一流上場企業の部長クラスで、まもなく役員に昇格か、子会社の
社長に就任するような人がいた。

経営リーダーとしての戦略的思考を養うには、「これまでの自分常識・自社常識の
根拠を見直し」、企業内外の変化を新しい視点で解釈することが求められている。
受講生の発表に対して、加護野先生の十八番の質問は、「ほんまか?なんでや?
腑に落ちるか?」であった。
私の方は「そもそもの目的はなにか?なぜそうするのか?ほかによい方法はないか?」
を繰り返し質問した。

● 解釈の前工程、後工程を点検せよ
自分の解釈構造を変えたいと思う人は、以下の解釈という精神活動の前後で起きる
流れを確認し、「何のために、解釈を変えるのか?」「解釈を何から何へ変えたいのか?」
「どうすれば、解釈が変えられるのか?」の参考にしてください。

* 立場とは、人が現象から受ける影響の、利害得失への欲望、ニーズである
* 人の期待や欲望、ニーズが変れば、立場が変わる
* 立場が変われば、「解釈が変わる」
* 解釈が変われば、行動が変わる
* 行動が変われば、結果(=現象)が変わる
* 結果が変われば、影響(=解釈)が変わる


以上

投稿者:森山 | カテゴリ: