□第一の原則 「意欲・目標の原則」
成長するために必要な条件は何でしょうか。まず、それは、「成長しよう」と
いう意欲、「やればできる」という強い信念、そして成長のための明確な
目標を持つことです。
●成長しようという意欲をもつことが成長への第一歩である。
*「人間の脳は、その人が成長しようと、成功しようと考えると、そのために
必要な情報を多く取り入れ、それを成し遂げるための脳の神経回路が刺激
されてそこに<成功回路>のよなものが発達する」(利根川進)
*成功回路、意欲が脳神経に作用する、「思い」が脳を活性化する。
*成長しよう、成長するんだという意志や意欲をもち、自分の脳の中に成功
や成長への回路を築くことが大切である。
●そして、可能思考(できる!)を習慣づけることで、その成長回路を常に
活性化しておく必要があります。「やればできるんだ」という自分への信頼
が大切になります。「できる、できる、必ず、できる」という信念は、努力を
はじめ、努力を続ける力をもたらします。
●脳の中の成長回路は、「明確な目標をもつこと」によってさらに強化され
ます。
*目標をもつと、脳の神経回路はその目標にあった回路に組み替えられて、
活性化していく」
*「目標を設定」すると、「思いめぐらす」という心の働きが脳の中の前頭連
合野という部分に現れてくる。そして思いめぐらせているうちに、これまでに
得た知識や情報を組み合わせる作業が始まる。それが「思考」で、この思考
を行うことによって、「ひらめき」が発生し、創造性が生まれるのです。
●目標が明確でであるからこそ、協力の的が決まり、協力者の努力が集中
できます。
*組織の力は、協力者の力の集中です。
*協力者の目に、同じ的が明確に見えていてこそ、そこに努力を集中できる
のです。
●目的が明快だからこそ、問題が明確になります。
*問題とは、「あるべき姿」と「実際の姿」とのギャップです。目的と現状の
ギャップです。問題が発生したと感じたときに、「真の問題」が分からず、
問題解決に手間取る企業が少なからずあります。
*「真の問題」を関係者が合資してこそ、「真の原因」が見つかり、「適切な
解決策」に到達するのです。
次に、そうした意図的に何かをしようという行動については、「何のために、
何をするか、どんな方法でするか?」の質問で、内容を具体的にイメージできる
ように詰めることが大切です。
特に、意図的に何かしようという場合に誰かの協力が必要なときは、協力者
との間で「行動の目的を明確に」し、「行動の方法を具体的に」した行動イメージ
を共有することは、一層大事なポイントになります。
●意図的活動を3要素で定義する。
意図的な活動をwhy,what,howの3要素で定義をすることは、他人とうまく協力
して仕事をする場合のコミュニケーションの基本であり、欠かせない作業です。
●仕事のやり直しの主な原因は、ミス・コミュニケーションである。
社内でのコミュニケーションにおける誤解やミスが、仕事のやり直しをする
ムダの大きな原因になっています。上司は、部下への日頃の自分の指示
命令が、whatだけになっていないか再確認して欲しいと思います。
何のためにするwhatなのかを明確に伝えることは、上司側の責任なのです。
●日常業務の目的を再点検せよ。
ルーチンになっている日常業務には、いつの間にかムダが潜んでいます。
それは、仕事の状況が変わっているのに、つまり、目的が変わっているのに、
同じ行動を同じ方法で繰り返していることがありがちだからです。
仕事の状況の変化によって、これまで仕事の目的が変われば、仕事の内容
や方法を変えていかなければなりません。
●目的に対する手段の「有効性」を絶えず検証する社内の仕組みを確立せよ。
「企業は変化対応業である」とも言われます。企業を取り巻く環境は、毎日
刻々と変わっています。お客さまのニーズはどんどん変わっていきます。
社内の社員の意識も変わっていきます。こうした中で企業が成長し続けていく
には、絶えず仕事の目的を見直し、それに従って、仕事の内容や方法がその
目的にふさわしいものになっているかを点検していく仕組みが必要なのです。
この仕組みが整ってはじめて、自己変革能力が向上していくのです。






