京都、大阪、滋賀の人事・労務サービスなら株式会社人事部へ

ヒトと企業を元気にする JINJIBU INC.

  • HOME
  • モリヤンの盛んなる経営の7原則
モリヤンの盛んなる経営の7原則

モリヤンの盛んなる経営の7原則 ブログを引っ越しました

第七の原理 「工夫継続の原理」
第六の原理 「分解・再統合の原理」
第五の原則 「新陳代謝並進の原理」
第四の原則 「気持よさの原則」
第三の原則 「必要条件整備の原則」
第二の原則 「意味解釈の原則」
第一の原則 「意欲・目標の原則」
「盛んなる心の7原則」について

第七の原理 「工夫継続の原理」
2007/08/10

□ 第七の原理 「工夫継続の原理」

いよいよ、最後の原理にたどり着きました。

意欲・目標の原理から始まって分解・再統合の原理までが、たとえ
うまくいっても、「盛んなる経営」を行い望む成果をあげるには、
もう1つの関門があります。


□ やる気一番。集中2番。
力がつくのは繰り返し。続けて実る、みんなの願い。

●私は公文教育研究会の企画部長や社長室長という本来の職務を
担当しながら、どう研究会の日本教育心理研究所の所長を兼務して、
年間70回ぐらい教育講演会の講師をしていました。
そのときの、私の好きな言葉がこれなのです。

●結局、正解できなかった問題を繰り返し復習し、できるようになるまで
「続けて」こそ成果が「実る」のです。


□ 目的に対する手段の「有効性」を検証し続ける

●何事も、志を立て、目標を設定し、計画を作り、実行に着手する
だけでは、実現しません。

なぜなら、未来は不確実であり、目標や計画の構成要素はおおむね
「仮説」だからです。予想であり、期待にすぎないからです。

仮説である以上、実際に実行してみると、「その通りにはいかない」こと
が多いのです。

つまり「問題が発生する」わけです。

●その場合、人には2つのタイプがあります。

1つのタイプは、問題が発生して自分の思い通りに行かなくなると、
原因を探求し、問題を解決する努力をしないで、目標や計画を放棄
してしまうタイプです。

しかも、「自分は精一杯努力をした。悪いのは、○○のせいだ!」と
他人に責任を転嫁する傾向があります。他責型です。

●もう1つのタイプは、問題が発生して自分の思い通りに行かなくなると、
原因を探求し、問題を解決する努力をします。

そして、必要な修正行動をただちに起こします。

何が良かったか、悪かったかを反省し、次にはもっと進化しようと努力を
します。自責型です。


□ 自分の思い込みを変える

●「工夫を継続する」というのは、つまり、実行のSTEPには行って次々と
発生する問題を根気良く解決する「問題解決力」を磨き、自分常識の
仕事の考え方を変え、「仕組み」の改善を工夫し続けることなのです。

●仕事は、[考え方→仕組み→プロセス→活動→行動→結果→影響]
というSTEPで意思決定され、実行に移され、何らかの結果と影響を
及ぼします。

仕事の源流は、考え方、仕組みですので、ここを絶えず現実にあわせて
変えていく必要があるのです。

自分の思い込みという固定観念を、環境に合わせて柔軟に変える必要が
あります。


□ あなたの思いを形にする

●事業の経営というのは、人の思い(情報)が組織の中を流れ、モノや
人間という媒体に表現され、お客様に喜んでいただける価値を創造していく、
ことといえます。自分の内側にある「盛んなる」情熱が形になるのです。

●盛んなる経営の7つの原理は、熱い思いを持つ経営者の皆さんへの
応援歌として、日頃考えていることをまとめました。
皆さんのご成功をお祈りしております。

以上

第六の原理 「分解・再統合の原理」
2007/07/03

□ 第六の原理 「分解・再統合の原理」

「分解・再統合の原理」は創造の本質であり、創造のプロセスそのものです。

創造とは、ある事物を要素と構造に分解し、その要素と構造を違うものに
差し替え、再統合することです。言うなれば、リ・セット(reset)です。

たとえば、ある意味をもつ物語をその構成要素である文章や語句にまで
バラバラに切断し、また、他の物語からもバラバラにして取り出した文章や
語句を混ぜ合わせて加減することによって、新しい意味をもった、これまで
とは異なる物語に組み替えることです。手に入れた色々な資源を分解し、
新しい目的と機能をもったものに再統合することです。


第五章で説明した「新陳代謝」とは、生き物やシステムの古い部分が
抜け落ちて新しい部分が組み込まれる変化の様子を表現したものですが、
実は、ここでいう「分解と再統合」の一例なのです。


「生き続ける」とは、「成長している」ことです。
「成長している」とは「新陳代謝がある」ことであり、「分解と再統合」という
「創造活動が行われている」ことを意味しています。


これは経営革新、新商品開発、デザインの変更、組織の再構築、人材配置・
工場配置の組み換え、そして発想の転換や固定観念の見直しなど様々な
創造の場面で用いている原理です。


● 企業を経営する者は、自分の企業が成長し続けてほしいと願います。
企業の成長持続においては、この創造こそがキーワードです。


□ 創造とは、事象のもつ機能を要素と構造に分解し、再統合することである

●【事象】事実と現象

●【機能】物のはたらき。相互に連関し合って全体を構成している各因子が
有する固有な役割。また、その役割を果たすこと。作用。

●【要素】①事物の成立・効力などに必要不可欠の根本的な条件。
②それ以上簡単なものに分析のできないもの。

●【構造】①いくつかの材料を組み立てて、1つのものにこしらえること。くみたて。
②全体を構成する諸要素の、お互いの対立や矛盾、または依存の関係などの
総称。

●【分解】①一体をなすものを個々の要素に分けること。また、分かれること。
②合成物がその構成要素に分かれること。
③化合物が2種以上の物質に分離すること。

●【統合】1つ以上のものを1つに統(す)べ合わせること。統一。

●【統べる】個々のものを一つにする。別々のものをまとめる。


□ 事象を「システム」であると見なすことによって、創造的発想の幅が
でてきます。

●【システム】①組織。制度。②系統。体系。

●【システム家具】さまざまな機能を持つ家具・調度類を相互に関連づけ、
合理的に系統化した一式の家具。システム・キッチンの類。

●【組織】①組み立てること。
②織物で緯(よこ)糸と経(たて)糸とを組み合わせること。
③[生]ほぼ同形・同大で、働きも似通った細胞の集団、集まって器官を
組み立てる。動物では、上皮組織・結合組織・筋肉組織・神経組織、
植物で柔組織・表皮(組織)などがある。
④社会を構成する各要素が結合した、有機的な働きを有する統一体。
また、その構成の仕方。


□ 畑村洋太郎「創造学のすすめに」講談社よると

「事象=全体構造=部分構造(要素、関係)、関係⇒機能」

●事象を一つの全体構造を持つもの(システム)として認識する。

●全体構造(システム)は、もったいろいろな構造をもった部分(システム)が、
ある関係でまとまったものである。

●この部分構造(システム)は、さらにそれを構成する要素と要素がある
関係でまとまったものである。

●全体構造(システム)は、ある機能を持っている。

したがって、これまでにない新しい機能を生み出すには、その逆をやればいい、と。


□ 経営革新は経営創造である

●革新は、「変える」ことであり創造の1つですから、経営革新は経営創造と
いえます。

●変えるとは、何を加え減らし、そして何と何をどのように組み合わせるかを
意味します。

「こうすれば、こうなる」・「こうなれば、こうなる」という因果的論理に基づいて
要素と要素に「つながり」をつけていくのです。

●因果的論理は、経営プロセスでは、【考え方→仕組み→プロセス
→活動(動作)→結果→影響】というふうに源流工程から下流工程へと流れていく。

この下流工程から源流工程へと丹念に遡って要素と構図の組み合わせを変えて
いく。その創造過程によって、経営革新が達成されるのです。


以上

第五の原則 「新陳代謝並進の原理」
2007/02/20

● 第五の原則 「新陳代謝並進の原理」

第一の原則は「意欲・目標の原則」でした。「成長しよう」という意欲、「やれば
できる」という強い信念、そして成長のための明確な目標を持つこと。

第二の原則は「意味解釈の原則」でした。私たちは事実そのものではなく、
事実に関する自分の解釈、見解、ものの見方・考え方で行動するということ。

第三の原則は、「必要条件整備の原則」でした。成功するには、成功の条件を
整えなければならないということ。

第四の原則は、「気持よさの原則」でした。お客様に選び続けられるためには、
「気持よさ」「心地よさ」をお客様に感じてもらえる商品(製品やサービス)を
提供することが大切であること。

第五の原則は、「新陳代謝並進の原理」です。

企業がいつもいつまでも盛んであり、成長し続けるためには、複数の目標を
もって同時並行して進めておき、1つの柱が弱っても、現状を維持しさらに発展
していけるようなもう1本の柱を用意しておくということです。

つまり、今の柱となっている経営要素に並行して、次に成長する強い経営
要素の「種」を蒔き育てることがポイントです。


●今のお客様、今の商品、今の人材・技術・知識・資源、今の販売ルート・
取引先、今の仕組み等に並行して、次に成長する「種」を蒔いて育て始めると
いうことです。

●すべての物事は絶えず変化します。お客さまのニーズも絶えず変わる。

市場の大きさや競争者の数や力も変わる。自社内部の人も、能力も、やる気
なども変わる。その絶えざる変化に対応できるものだけが成長し生き残れる
のです。

●まず、顧客ニーズが速いスピードで変ります。お客様から昨日選ばれたモノ
が、もう今日は選ばれないということがあちらこちらで起きています。

技術の新陳代謝が加速的なスピードで起きています。それによって新しい
商品が次ぎ次ぎと生まれるからです。思わぬ異業種からの参入があります。

こうした中で、自社の次世代の収益源となる新商品開発を、自社が元気なうち
に並行して進めなければなりません。


●次に、人の新陳代謝です。

当たり前のことですが、人は毎年一つずつ年を取り、やがて、組織から去って
いきます。団塊の世代が大量退職するとあって、技術継承や人数不足の問題が
マスコミをにぎわしています。

●そして、ITの発達には眼を見張るものがあります。

ネットワークが国内ばかりでなく海外にもどんどん広がり、さまざまな国のさまざま
な変化が自社に影響を与えます。社内のコミュニケーションも大きく変りました。

既存の販売ルート、販売方法も、あっという間にその機能を失い陳腐化します。
絶えず、活動の目的・目標を見直し、機能の新陳代謝を図らなければなりません。


●一番心しなければならないのは、ものの見方・考え方の新陳代謝です。

変えてはならないもの、変える必要のあるもの、を区別しつつ、生き残りをかけた
パラダイムの転換が必要です。


●こうした万物が新陳代謝をしている変化の中を生き抜くには、自分自身も
新陳代謝を行い次の生きる源の「種」を創造し続けることが大切です。

つまり、目的に対する手段の「有効性」を絶えず検証する能力を高めることこそ、
最も戦略的だといわれるゆえんなのです。

個人も組織も「改善のPDCAサイクルをシッカリと回し続ける」ものだけが、生き
残るのです。

「経営品質向上プログラム」はそれを支援するすばらしいセルフアセスメント・ツール
です。


以上

第四の原則 「気持よさの原則」
2007/01/31

□ 第四の原則 「気持よさの原則」

第一の原則は「意欲・目標の原則」でした。「成長しよう」という意欲、
「やればできる」という強い信念、そして成長のための明確な目標を
持つこと。
第二の原則は「意味解釈の原則」でした。私たちは事実そのものでは
なく、事実に関する自分の解釈、見解、ものの見方・考え方で行動
するということ。
第三の原則は、「必要条件整備の原則」でした。成功するには、成功の
条件を整えなければならないということ。
第四の原則は、「気持よさの原則」です。お客様に選び続けられるための
原則です。「気持よさ」「心地よさ」をお客様に感じてもらえる商品(製品や
サービス)を提供すれば、「何回も買い続けてもらえる」ということです。
「気持いい」を創造する企業の条件は何か?

a.加害者にならない(社会的責任)
b.役に立つ小さな親切をする(社会貢献)
c.役に立つ大きな親切をする(顧客本位)
d.共に働く者の幸せを願う(社員重視)
e.自社のみの、独自な商品(製品・サービス)を提供する(独自能力)


●企業における創造性は、お客さまの「気持よさ」を創りだすことである

企業の利益はどのようにしてもたらされるか。企業の利益は、その企業
の製品やサービスを買ってくださったお客様からいただいたものである。
企業活動に携わる全員が、お客さまの気持よさに創造性を発揮するときに、
利益がうまれる。人がお客さまは、物やサービスを買う場合に、「自分の
気持よさ」「自分の心地良さ」を求めている。

●五感+第六感で「気持いい」

*人の感覚器官には、眼・耳・鼻・舌・身の5つの器官があり、それらの
感覚を統合する意識という第六感があるという。美しい色や形・癒しの音・
うっとりする香り・とろけるようにおいしい味・さわやかな肌触り、そして
心が“気持いい”と感じる。

●お客様が、また買いに来てくれる、お客を連れてきてくれる

*千客万来・商売繁盛の源は、お客さまの「気持いい」という感想、
感覚の記憶である。ビジネスにおける「顧客接点」で、お客様に
その記憶を残すことができれば、「また買いに来てくれる」「他のお客様
を連れてきてくれる」という好循環ができる。長く買い続けてくれるのである。

*「信頼→満足→感動→感謝」ビジネスにおける成功の条件は、お客様
から信頼を勝ち取ることから始まる。


●MOTサイクルの改善が決め手となる

*お客さまの「気持ちよさ」は、お客様と企業とのあらゆる接点での
接触によって生まれる。Moment of Trouth(真実の瞬間)とは、お客様と
企業との接点で、お客様が「気持ちよさ」を感じる瞬間のことをいいます。
このお客さまの「気持よさ」が生まれる真実の瞬間を大事にし、そこに、
経営トップをはじめ全社員が意識を注ぎ、そこで何が起きているかを
見極め、聞き取り、感じ取って、そこを改善し続けていくことを、MOT
サイクルを回すといっています。

*最近「ブランド戦略」を大切にする企業が増えていると聞きます。競争
戦略の目標は、お客様に、「その企業は、私にとっても社会にとっても
必要な企業だ」と思われることです。
ブランドの形成は、単にマスコミ広告を派手にすることではありません。
企業のすべての接点での顧客との接触で「気持いい」と思っていただく
ことが本質です。気持ちよさを実感した顧客が、他の顧客に「口コミ」を
して、評判を裏づけていくのです。

●お客さまの困っている問題を解決する~希少性・独占性・即時性~

*松下幸之助氏は、「お客さまの“困った”を解決して、お金をいただく」
との名言を残しています。
お客様は「ドリル」を買うのではなく、ドリルによって開けられた「穴」を買う、
言葉もあります。

*お客様が「いますぐ、困ったことを解消したい」と思えば思うほど、納期に
対する希望が強く、「即時性」の要求が強い。
その問題解消の機能を必要最小限を満たしていれば他の条件にはこだわら
ない、あまり「値引き」はしないものです。むしろ、「急いでいるのでチップを
弾む」ことすらあるのです。

*その商品は、その企業、その店でしか手に入らない、ということであれば、
つまり「希少性」が強ければ強いほど、お客様は「また、その企業、その店
から、買ってくださいます」。
ここで、「希少性」というのは、そのお客さまの好みに合ったものは、そこに
しかないという意味も含まれています。究極の商品は、「そのお客様一人
ひとりに“ぴったり”と合った商品」ということだと思います。この場合もあまり
「値引き」の要求はありません。

*そして、特許などにより保護されている制度をうまく活用すれば、「独占性」
の甘味を許された範囲と期間だけ、享受できます。国家レベルで法律によって
「独占性」を認める事業は、値引き要求はありません。また、M&Aなどを行って
戦略的に事業者の数を減らしていくニュースが、毎日世界のどこかで起きて
います。
需要と供給のバランスを自らの力でコントロールできるようになれば、「独占性」
は完成します。しかし、人類の知恵で「長くは独占性を認めない」仕組みが発達
します。


●正しい欲求と歪んだ欲望

*お客さまのニーズを大切にすることにも、おのずから条件があります。
お客さまのニーズには「人間として自然な欲求」から「歪んだ病的な欲望」
まであります。
その幅のあるお客さまのニーズをすべて満たすことは経営資源や技術的
にまず、ムリがあります。絞り込むことが大切です。それと同時に、法令で
禁止されたもの、「歪んだ病的な欲望」を満たすことは、社会的責任の
視点から好ましくありません。社会の倫理観は少しずつ変化していきます。
よくその変化を注視して、経営の軸を合わしていかなければなりません。

第三の原則 「必要条件整備の原則」
2006/10/30

□ 第三の原則 「必要条件整備の原則」

第一の原則は「意欲・目標の原則」でした。
「成長しよう」という意欲、「やればできる」という強い信念、そして
成長のための明確な目標を持つことでした。

第二の原則は「意味解釈の原則」でした。私たちは事実そのもの
ではなく、事実に関する自分の解釈、見解、ものの見方・考え方で
行動するということでした。

第三の原則は、「必要条件整備の原則」です。
これは「成功するには、成功に必要な条件を整える必要がある」と
いう当たり前のことの解説です。言い方を変えれば、第二原則で
解説したように、「うまくいかないときは、成功の必要条件が不足して
いるのだから、必要条件を探して、従来のやり方を変えよ」ということです。

そのためには、「これまでの自分常識・自社常識の根拠を見直す」こと
によって、不足している必条件を見出し整えなければなりません。
自分の「考え方」や「やり方」を変えて、「自分が変わる」のです。


● 因果の法則がある

*物事が、生まれるには生まれる、続くには続く、滅するには滅する
原因がある。だから成功するには、成功の条件を整えなければならない。

*白い朝顔の種を蒔けば白い花が咲き、赤い朝顔の種を蒔けば赤い
花が咲くように、ある原因が発生すると、自分の思惑には関係なしに
「因果の法則」によって物事が進んでいく。

*自分から意図的に成功の条件を整えないと、成功の確率はグンと
落ちる。場合によっては、たいした努力もしないのに、たまたまうまくいく
こともあることも否定はしない。しかし、そんなラッキーなことはめったにない。
やはり、目標を立て、その目標達成に必要な準備を整え、努力を集中し、
成功にふさわしい条件を整えなければならない。


● ノウハウの必要条件は「手順と動作」である

人はみな「幸せになりたい」と願う。自分の「ありたい、したい、手に入れたい」
というニーズを満たし、欲求を充足し、そして満足・感動・感謝したい。
「楽しい、面白い、うれしい、気持ちいい、心地よい、幸せ…」と言うわけである。
だが、自分は何もしないで手をこまねいているだけでは、欲しいものは何も
手に入らない。欲しいものを手に入れるには、それに必要な条件を整えなけ
ればならない。目標を設定し必要な行動の設計図と努力の継続がいる。

  同様に、「よい仕事をする」ためにも必要条件の整備が大切である。
目標を設定し、目標達成に役立つ行動と流れを組み合わせて最適な
「手順・手続と動作・作業」に統合し、理想的な規範としての仕事の「型」に
練り上げる。それをタイミングの良いスケジュールで実行する。

目標達成に役立つ行動と流れを組み合わせて最適な「手順・手続と動作・
作業」に統合し、目標達成に役立つ行動と流れを組み合わせた設計図を
“意図的活動システム”という。
これを私は、ノウハウの「手順と動作」と名づけている。

*私は、中学3年生から柔道をはじめ、高校1年生には初段に進級した。
中学では「ライオン」というニックネームの社会科の森川先生、町道場では
地元の警察官のおじさんに親しく稽古をつけてもらった。楽しい思い出である。
*柔道を通じて学んだ言葉は、「型(かた)」と「技(わざ)」である。
「型とは、個々のものの形を生ずるもととなるもの。武道・芸能・スポーツなど
では規範となる方式」であり、「技とは、武道・相撲などで、相手に仕掛ける
一定の型の動作」である。
「技ありとは、柔道で投げ技または抑え技がもう少しで1本となるようなときに
下す判定。技あり二度で合わせ技一本となり勝ちとなる」(広辞苑)

*要するに、「型は規範となる方式、技は型の動作」ということである。
ノウハウの「手順と動作」は、いわば、仕事の「型」と「技」である。仕事の
目標を達成する必要条件が最も有効に整備された手順と手続である。

それぞれの企業がその目的を実現するために、物・動作の流れ
(サービスや仕事)・話の筋などを“組み立てる”「型」をつくり「技」を磨き
上げていくことが大切である。

たとえば、経営理念で「感動の提供」を掲げている会社は、感動サービスを
提供するノウハウの「手順と動作」、動作の流れを“組み立てる”「型」と「技」
を作り上げ、それをよく訓練され身につけた社員がいるかをもう一度点検して欲しい。


● 準備完了、万全を確認せよ

* 「前始末」という言葉がある。
目標の達成に必要な条件を整えないで仕事をはじめると、そのうちどこかで
「おかしく」なってくる。仕事の質が落ちてくる。

・まず、事前に決めた基準や標準の「機能」や「性能」に達しない。
手直し、やり直しが必要になる。「手戻りのロス」というヤツだ。
・次に、思ったより時間がかかって、ドタバタしながら仕事をすすめるが、
期日や期限に間に合わない。
・そして、コストアップという結果になる。
・おまけに、社内の次工程やお客様から厭味や苦情がきたり、上司に
叱られたりする。イライラする、ストレスがたまる、暗い気持ちになる。


*何が原因か? 
準備不足だ。準備よければすべて良し、といわれるぼど、準備は大切だ。
うまくいくための準備とうまくいかなくなるかも知れないリスクに対する
備えの両方がいる。


● 重要成功要因を常に整理し直す

*1つの仕事に成功するための条件・要因は数多くある。そうした条件・
要因のなかで、絶対に必要というもの(絶対条件)とできればあった方が
よいというもの(相対条件)に分類しよう。

*絶対必要という必要条件も、それが目標達成に及ぼす貢献度の高い
順番に並べて見る。
そして、上から20%の件数のものから優先的に整えていく。そうすると、
「80/20の法則」がうまく効けば、20%の条件を整えることで効果に
対する貢献度が80%を占めることになる。

*万物は流転する。環境の変化だけでなく、お客様のニーズやライバル
の競争力などの変化も速くなっている。一度手に入れた成功のノウハウ、
成功条件の知識も、どんどん前より有効なものが現われる。勝ち組みになり
生き残るには、いつも競争力に磨きをかけておく必要がある。
一度成功したケースの重要成功要因の知識も常に見直しておくことが大切である。


● ベンチマークによってより有効な新しい知識や経験を増やせ

*「必要条件の整備」に当たっては、自社の優れたケース、同業他社の
優れたケース、さらに他業種の優れたケースであっても、できるだけ手本と
なるものを見つけ、自分・自社の仕事に取り入れることが大切です。丸々
真似するよりも、自分・自社にあったものを抜粋して、焼き直して活用することが
ポイントとなるのである。


以上

第二の原則 「意味解釈の原則」
2006/08/28

□ 第二の原則 「意味解釈の原則」

成長するために必要な条件として、前回は、第一の原則「意欲・目標の原則」に
ついて解説しました。「成長しよう」という意欲、「やればできる」という強い信念、
そして成長のための明確な目標を持つことでありました。

第二の原則は、「意味解釈の原則」または「解釈転換の原則」です。
明確な目標を設定し、行動計画を立て行動するとき、私たちは自分の経験や
人から聞いた話や本で知った知識を使って考え、行動します。つまり、「○○は、
~である」「○○が起これば、~という結果が生じる」「○○という行動をすれば、
~という結果になる」という解釈に基づいて考え、行動するのです。

事実そのものではなく、事実に関する自分の解釈、見解、ものの見方・考え方で
行動するというわけです。
この「解釈」は、自分観、世界観、原因―結果観、価値観など「観」のつく言葉や、
メンタルモデル、セルフイメージ、心のフィルター、解釈構造などといわれます。
普通に使われる言葉としては、「信念」「固定観念」「思い込み」「ひとりよがり」
「誤解」、さらには「仮説」などがあります。

● 解釈から行動が生まれる
* 解釈=ものの見方、捉え方、考えかた、意味づけ
* 「行動の原因となるのは、出来事でもコミュニケーションでもない。
     個々の現象に対する個人の解釈から、ある行動が生まれる」

● うまくいかないときは、これまでの自分の「考え方」や「やり方」を変えよ
目標を立て行動をしてみると、期待通りの結果がでる場合もあれば、「うまくい
かない」場合もある。「うまくいかない」ときは、これまでの自分の「考え方」や
「やり方」を変えよ、というのが先輩の教えであるが、この教えになかなか従わない
人も結構いるようだ。

「このやり方でいいハズだ!」という固定観念にしがみついて、同じ行動を繰り返し、
同じ失敗を繰り返すのである。いわゆる「再発防止」がうまくできないのだ。

● コーチはクライアントの解釈構造を変化させる
目標達成がうまくいかない、目標達成をのスピードが上がらないという問題を
感じたとき、人はコーチングを受けて解決しようとする。コーチングの世界でも、
この「意味解釈」を変える原則を活用している。

* 人の行動は、その人物の解釈に基づいている。
* コーチの仕事は、クライアントの解釈構造を理解し、そしてクライアントと
      協力しながら、その構造を意図した結果に結びつくよう変化させることだ。
* コーチはクライアントが新しい視点を持てるような新しい言語を提供する
      ことによって、それを行う。

● 肯定的解釈と否定的解釈とどっちにしたら得するか?
同じ物事の変化を見ているのに、これはチャンスだと見る人と、これはリスクだと
見る人もいる。同じ能力や資源をもっているのに、私が「できる」と思って行動を
起こす人と、私は「できない」と思って行動しない人がいる。
あなたは、あえていうなら、どちらのタイプでしょうか?それによって人生でどんな
違いがでるのでしょうか?
自分の目的を実現する人、成功する人、幸福になる人の特徴は、「肯定的解釈」
ができる能力が高い。「今、何がうまくいっているか?」「何がすごくうまくいって
いるか?」「何をすれば、もっとうまくできるか?」こんな言葉で、自問自答して
いる人は、間違いなく積極的解釈ができている人といえる。

● 「ほんまか?なんでや?腑に落ちるか?」
神戸大学経営学部大学院の教授であった加護野先生とは、5年間ほど関西生産性
本部主催の「経営戦略コース」のコーディネータをご一緒させていただいた。
受講生は関西の一流上場企業の部長クラスで、まもなく役員に昇格か、子会社の
社長に就任するような人がいた。

経営リーダーとしての戦略的思考を養うには、「これまでの自分常識・自社常識の
根拠を見直し」、企業内外の変化を新しい視点で解釈することが求められている。
受講生の発表に対して、加護野先生の十八番の質問は、「ほんまか?なんでや?
腑に落ちるか?」であった。
私の方は「そもそもの目的はなにか?なぜそうするのか?ほかによい方法はないか?」
を繰り返し質問した。

● 解釈の前工程、後工程を点検せよ
自分の解釈構造を変えたいと思う人は、以下の解釈という精神活動の前後で起きる
流れを確認し、「何のために、解釈を変えるのか?」「解釈を何から何へ変えたいのか?」
「どうすれば、解釈が変えられるのか?」の参考にしてください。

* 立場とは、人が現象から受ける影響の、利害得失への欲望、ニーズである
* 人の期待や欲望、ニーズが変れば、立場が変わる
* 立場が変われば、「解釈が変わる」
* 解釈が変われば、行動が変わる
* 行動が変われば、結果(=現象)が変わる
* 結果が変われば、影響(=解釈)が変わる


以上

第一の原則 「意欲・目標の原則」
2006/06/19

□第一の原則 「意欲・目標の原則」

成長するために必要な条件は何でしょうか。まず、それは、「成長しよう」と
いう意欲、「やればできる」という強い信念、そして成長のための明確な
目標を持つことです。

●成長しようという意欲をもつことが成長への第一歩である。

*「人間の脳は、その人が成長しようと、成功しようと考えると、そのために
必要な情報を多く取り入れ、それを成し遂げるための脳の神経回路が刺激
されてそこに<成功回路>のよなものが発達する」(利根川進)

*成功回路、意欲が脳神経に作用する、「思い」が脳を活性化する。

*成長しよう、成長するんだという意志や意欲をもち、自分の脳の中に成功
や成長への回路を築くことが大切である。

●そして、可能思考(できる!)を習慣づけることで、その成長回路を常に
活性化しておく必要があります。「やればできるんだ」という自分への信頼
が大切になります。「できる、できる、必ず、できる」という信念は、努力を
はじめ、努力を続ける力をもたらします。

●脳の中の成長回路は、「明確な目標をもつこと」によってさらに強化され
ます。

*目標をもつと、脳の神経回路はその目標にあった回路に組み替えられて、
活性化していく」

*「目標を設定」すると、「思いめぐらす」という心の働きが脳の中の前頭連
合野という部分に現れてくる。そして思いめぐらせているうちに、これまでに
得た知識や情報を組み合わせる作業が始まる。それが「思考」で、この思考
を行うことによって、「ひらめき」が発生し、創造性が生まれるのです。

●目標が明確でであるからこそ、協力の的が決まり、協力者の努力が集中
できます。

*組織の力は、協力者の力の集中です。

*協力者の目に、同じ的が明確に見えていてこそ、そこに努力を集中できる
のです。

●目的が明快だからこそ、問題が明確になります。

*問題とは、「あるべき姿」と「実際の姿」とのギャップです。目的と現状の
ギャップです。問題が発生したと感じたときに、「真の問題」が分からず、
問題解決に手間取る企業が少なからずあります。

*「真の問題」を関係者が合資してこそ、「真の原因」が見つかり、「適切な
解決策」に到達するのです。


次に、そうした意図的に何かをしようという行動については、「何のために、
何をするか、どんな方法でするか?」の質問で、内容を具体的にイメージできる
ように詰めることが大切です。

特に、意図的に何かしようという場合に誰かの協力が必要なときは、協力者
との間で「行動の目的を明確に」し、「行動の方法を具体的に」した行動イメージ
を共有することは、一層大事なポイントになります。


●意図的活動を3要素で定義する。

意図的な活動をwhy,what,howの3要素で定義をすることは、他人とうまく協力
して仕事をする場合のコミュニケーションの基本であり、欠かせない作業です。

●仕事のやり直しの主な原因は、ミス・コミュニケーションである。

社内でのコミュニケーションにおける誤解やミスが、仕事のやり直しをする
ムダの大きな原因になっています。上司は、部下への日頃の自分の指示
命令が、whatだけになっていないか再確認して欲しいと思います。
何のためにするwhatなのかを明確に伝えることは、上司側の責任なのです。

●日常業務の目的を再点検せよ。

ルーチンになっている日常業務には、いつの間にかムダが潜んでいます。
それは、仕事の状況が変わっているのに、つまり、目的が変わっているのに、
同じ行動を同じ方法で繰り返していることがありがちだからです。
仕事の状況の変化によって、これまで仕事の目的が変われば、仕事の内容
や方法を変えていかなければなりません。

●目的に対する手段の「有効性」を絶えず検証する社内の仕組みを確立せよ。

「企業は変化対応業である」とも言われます。企業を取り巻く環境は、毎日
刻々と変わっています。お客さまのニーズはどんどん変わっていきます。

社内の社員の意識も変わっていきます。こうした中で企業が成長し続けていく
には、絶えず仕事の目的を見直し、それに従って、仕事の内容や方法がその
目的にふさわしいものになっているかを点検していく仕組みが必要なのです。
この仕組みが整ってはじめて、自己変革能力が向上していくのです。

「盛んなる心の7原則」について
2006/05/09

私のオリジナルである幸福なる人生を送るコツ「盛んなる心の7原則」を、
企業経営に即して「盛んなる経営の7原則」として解説をしていきます。
1ヶ月に1回ごとに新しいテーマで進めていく予定です。
企業を成長持続させる考え方やアイデアをお伝えしていくことで
「そうか!よしやろう!」という活力に変えていただきたいと思っています。